・概要
港区(みなとく)は、東京都の特別区のひとつ。都心に位置しており、東京23区の中央からやや南寄りに位置している。郵便番号(上三桁)は、105・106・107・108・135。

港区は、日本国内において企業が本社を最も多く構える区の一つであり、いわば日本のビジネスの中心である。特に虎ノ門・新橋・芝をはじめとしたビジネス街では、経済活動が非常に活発である。そのほか区内には、青山・赤坂などの商業エリアや、六本木などの歓楽街、白金台・麻布などの高級住宅街、汐留・台場などの大規模開発地区があり、さまざまな表情をもっている。また、南部の品川駅周辺では、多数の鉄道路線が乗り入れ、東海道新幹線開業や、中央新幹線の始発駅に指定されるなどあって、近年大規模な開発が著しい。

港区は都心にあるにもかかわらず、東宮御所・迎賓館(赤坂離宮)をはじめとして芝公園・白金台の自然教育園など緑地帯が豊富であり、自然環境にも恵まれている。そのため、同じく都心である千代田区や中央区を遥かに凌ぐ人口を持っている。駐日大使館や外資系企業も数多く立地しており、外国人居住者も人口の約1割を占める。

・人口
港区(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 223,978人
1975年(昭和50年) 209,492人
1980年(昭和55年) 201,257人
1985年(昭和60年) 194,591人
1990年(平成2年) 158,499人
1995年(平成7年) 144,885人
2000年(平成12年) 159,398人
2005年(平成17年) 185,861人
2010年(平成22年) 205,131人
2015年(平成27年) 243,283人
2020年(令和2年) 260,486人
※総務省統計局 国勢調査より

・歴史
1947年(昭和22年)3月15日、当時の赤坂区、麻布区、芝区が合併して港区となる。